外壁塗装の基礎中の基礎『下塗り』とは?
みなさま、こんにちは!
当店は「この街に愛されるお店で在り続ける」をモットーに
埼玉県越谷市・草加市・吉川市の外装塗装・屋根塗装・雨漏り工事を行っております。
外壁塗装の工程の中でも、見落とされがちなのが「下塗り」の重要性です。多くの人が「下塗りはただの下準備」と思いがちですが、実はこの工程こそが塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右します。下塗りを正しく行うことで、家の美観を長く保ち、塗装のトラブルを未然に防ぐことができるのです。
本ブログでは、外壁塗装の下塗りについて、役割や種類、選び方などを解説します。これから塗装を検討している方や、家を長持ちさせたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 下塗りとは?外壁塗装における役割
- 下塗りの主な種類と特徴
- 下塗りを怠るとどうなる?
- 下塗り材の選び方とポイント
- 下塗り作業の流れと注意点
- まとめ
1. 下塗りとは?外壁塗装における役割
下塗りは、外壁塗装の最初に行う塗装工程です。単なる「下準備」ではなく、塗装全体の基礎を作る極めて重要な役割を担っています。
密着性の向上
下塗りは、外壁材(下地)と中塗り・上塗り塗料をしっかり密着させる「接着剤」のような役割を果たします。これが不十分だと、塗膜が剥がれやすくなり、せっかくの塗装が短期間で台無しになってしまいます。
吸い込み止め
劣化した外壁はスポンジのように塗料を吸い込んでしまうことがあります。下塗りを施すことで、上塗り塗料が無駄に吸い込まれるのを防ぎ、色ムラや艶ムラのない美しい仕上がりを実現します。
下地の補強・補修
下塗り材には、細かなひび割れや凹凸を埋め、下地を強化する働きもあります。これにより、塗装後のひび割れや膨れなどのトラブルを防ぐことができます。
発色・美観の向上
下塗りをしっかり行うことで、上塗り塗料の発色が良くなり、色持ちや艶持ちもアップします。
2. 下塗りの主な種類と特徴
下塗り材にはいくつかの種類があり、外壁の素材や状態に応じて使い分ける必要があります。
シーラー
特徴:密着性を高め、塗料の吸い込みを防ぐ。水性と油性があり、下地や上塗り塗料との相性で選択。
主な用途:コンクリート、モルタル、サイディングなど幅広い下地に使用。
プライマー
特徴:シーラーと似ているが、金属系下地や特殊な素材にも対応。錆止め効果を持つものもある。
主な用途:鉄部やアルミ、ステンレスなど金属下地に最適。
フィラー(微弾性フィラー)
特徴:粘度が高く、凹凸や細かいひび割れを埋める力が強い。塗膜に弾力性を持たせる。
主な用途:モルタルやリシン、スタッコなど凹凸のある下地や、ひび割れが気になる外壁に使用。
バインダー
特徴:吸い込みが少ない新築や劣化の少ない下地向け。密着性を高める。
主な用途:新築時や比較的状態の良い外壁。
3. 下塗りを怠るとどうなる?
下塗りを省略したり、適切に行わなかった場合、さまざまなトラブルが発生します。
塗膜の剥がれ・膨れ
下塗り不足や不適切な下塗り材の使用により、塗膜が数年で剥がれる、膨れるといったトラブルが多発します。
色ムラ・艶ムラ
下地の吸い込みが止まらず、仕上がりにムラが出てしまうことがあります。
耐久性の低下
密着性が不十分だと、上塗り塗料の性能が発揮できず、塗装の寿命が大きく短くなります。
美観の悪化
ひび割れや凹凸がそのまま表面に現れ、見た目にも悪影響が出ます。
4. 下塗り材の選び方とポイント
下塗り材を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
外壁の素材・状態を確認
サイディング、モルタル、金属など、外壁材によって適した下塗り材は異なります。劣化が激しい場合は、吸い込みを抑えるタイプや補強力の高いものを選ぶと良いでしょう。
上塗り塗料との相性
下塗り材と上塗り塗料の相性が悪いと、密着不良や剥がれの原因となります。必ずメーカー指定や推奨の組み合わせを確認しましょう。
施工業者の説明をよく聞く
見積もり時に「どんな下塗り材を使うのか」「なぜその材料を選ぶのか」をしっかり確認しましょう。信頼できる業者は、下塗り材の特徴や必要性を丁寧に説明してくれます。
2回塗りが必要な場合も
劣化が激しい外壁や吸い込みが止まらない場合は、下塗りを2回行うこともあります。
5. 下塗り作業の流れと注意点
下塗り工程は、塗装全体の中でも特に丁寧さが求められます。
下地処理(高圧洗浄・補修)
外壁の汚れや古い塗膜、カビ・コケなどを高圧洗浄でしっかり落とし、ひび割れや欠損部分を補修します。
養生
窓や玄関、植木など塗料が付着してはいけない部分をビニールやテープで保護します。
下塗り材の塗布
外壁の素材や状態に合わせて選んだ下塗り材を、ムラなく均一に塗ります。塗り残しや薄塗りは厳禁です。
乾燥時間の確保
下塗り材がしっかり乾燥するまで十分な時間を置きます。乾燥が不十分なまま次の工程に進むと、密着不良や剥がれの原因になります。
仕上がりのチェック
下塗り後、吸い込みやムラがないか確認し、必要に応じて2回目の下塗りを行うこともあります。
注意点
・下塗り材の希釈や塗布量はメーカー指定を厳守
・天候や気温・湿度によって乾燥時間が変わるため、焦らず丁寧に進める
・業者選びも重要。手抜きや知識不足の業者は下塗りを軽視しがちなので要注意
6.まとめ
下塗りは、外壁塗装の中で重要な工程の一つです。
外壁と上塗り塗料をしっかり密着させ、吸い込みを抑え、下地を補強することで、美しく長持ちする塗装を実現します。
下塗りを怠ると、剥がれやムラ、耐久性の低下など多くのトラブルにつながります。
外壁塗装を検討する際は、下塗り材の種類や役割、業者の説明をしっかり確認し、納得したうえで工事を進めることが大切です。
「見えない部分」だからこそ、下塗りにはこだわりましょう。
家を守り、美しさを保つための最初の一歩が、丁寧な下塗りなのです。
本ブログが、大切なお家のためにお役立ていただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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