日本の三大瓦 三州瓦・石州瓦・淡路瓦の魅力
みなさま、こんにちは!
(株)屋根と壁のお店のブログ担当佐藤です。
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家の屋根に使われる瓦。その色や形状、質感が住まいに趣を添え、凛々しくも優美な印象を与えてくれます。日本には多くの種類の瓦がありますが、特に代表的なのが「三州瓦」「石州瓦」「淡路瓦」の3つで、これらは「日本三大瓦」と呼ばれ、各地の気候や風土に根ざした独自の特徴を持っています。本ブログでは、日本の3大瓦について、それぞれの魅力や特性、そして瓦を選ぶときのポイントなどをじっくりとお伝えします。お住まいや趣味に合った瓦を選ぶヒントになればと思います。
目次
- 日本の3大瓦とは?
- 三州瓦の特徴と魅力
- 石州瓦の特徴と魅力
- 淡路瓦の特徴と魅力
- 瓦選びのポイント
- まとめ
1. 日本の3大瓦とは?
日本の屋根材といえば瓦。長い歴史と伝統がある瓦は、日本各地でそれぞれ独自の特徴と役割を持ち、特に「三州瓦」「石州瓦」「淡路瓦」の3つは「日本三大瓦」として愛されています。これらの瓦は、各地域の気候風土に適応するように発展してきたもので、家を守りながらも景観に彩りを添える重要な役割を担っています。瓦の形や色合い、焼き方にはそれぞれの地域性があり、どの瓦もただの建材ではなく、まるで工芸品のような美しさと価値を持っているのです。
2. 三州瓦の特徴と魅力
三州瓦(さんしゅうがわら)は、愛知県の三河地方、特に高浜市や碧南市を中心に作られています。三州瓦は日本の瓦の生産量の半分以上を占めており、そのバリエーションと流通量の多さから、多くの家庭で親しまれています。
特徴
耐久性と防火性能の高さが挙げられます。三州瓦は釉薬(ゆうやく)を施した「釉薬瓦」が多く、艶やかな黒や銀色など、家のデザインや趣味に合わせて色を選べるのが魅力です。また、釉薬をかけることで耐水性が強化され、屋根としての防水性もばっちり。三河の土は鉄分が豊富で、丈夫で密度の高い瓦ができることもポイントです。
さらに、三州瓦の良い点は、現代建築やモダンなデザインの家にもよく合うこと。伝統的な和風建築だけでなく、シンプルでスタイリッシュな外観の家にもマッチするため、幅広い住宅デザインで選ばれています。三州瓦を使うことで、住まいに品の良い存在感を加え、耐久性の高い屋根を実現することができます。
3. 石州瓦の特徴と魅力
石州瓦(せきしゅうがわら)は、島根県の西部に位置する石見地方で生産されています。古くから「焼き締め瓦」として焼成温度が高く、非常に硬く丈夫な瓦で、赤茶色が特徴です。この色合いは焼き物特有のもので、自然の焼成によって生まれる独特な味わいが人気です。
特徴
石州瓦は日本海側の気候に適した瓦であり、耐寒性と防風性が抜群です。島根は雪が多い地域であり、石州瓦は寒さや風雪に強い特徴を持つため、割れにくく、寒冷地や沿岸地域で多く使われています。また、重みがありしっかりしているため、強風にさらされても安定して屋根を守ることができます。
さらに、年月が経つにつれ、石州瓦の赤茶色の色合いが深みを増し、味わいが出てきます。時間の経過とともに建物と共に歴史を刻むこの瓦は、家をより味わい深いものにしてくれるのです。石州瓦は特に、温もりのある日本の伝統建築や古民家などにぴったりで、地域の気候風土と調和した屋根材です。
4. 淡路瓦の特徴と魅力
淡路瓦(あわじがわら)は、兵庫県の淡路島で生産されており、特に「いぶし瓦」と呼ばれる銀色の瓦で有名です。いぶし瓦は、釉薬を使わずに高温で焼き上げ、銀色の光沢が生まれる伝統的な製法が使われています。この銀色の輝きは日本建築の美しさを引き立て、神社やお寺、茶室などにも使われることが多いです。
特徴
淡路瓦の美しい銀色は光の当たり具合で変化し、品のある上品な光沢を放つことから、「美しい屋根瓦」としても名高い存在です。耐久性が高く、防水性にも優れているため、日本の湿度の高い気候にも適しています。
また、淡路島で古くから続く製法で生産され、環境にも配慮されていることが特徴です。地元の土を使い、無釉薬で焼き上げるため、持続可能な建材としても注目されています。和風建築だけでなく、和モダンなデザインの家屋とも相性が良く、モダンな住宅に美しいアクセントを加えてくれるのが淡路瓦です。
5. 瓦選びのポイント
それでは、実際に瓦を選ぶ際のポイントについて触れてみましょう。瓦選びは、住まいのデザインや地域の気候、さらには好みによっても選び方が異なります。
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気候に合わせて選ぶ
寒冷地や雪が多い地域では、耐寒性に優れた石州瓦が最適です。日本海側など厳しい冬のある地域では、その耐久性が家を守ります。雨が多い地域には、耐水性が高い三州瓦や淡路瓦もおすすめです。
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外観デザインで選ぶ
瓦の色や形状によって、家の外観が大きく変わります。和風建築には石州瓦の赤茶色がよく合い、温かみを与えます。逆に、シンプルでスタイリッシュなデザインには、三州瓦や淡路瓦の黒や銀色が映えます。これらの瓦は、家全体のデザインに調和し、屋根がその住まいの個性を引き立てます。
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メンテナンスや耐久性を考慮
瓦の種類によって、メンテナンスの頻度や耐久年数が異なります。耐久性の高い瓦は長期的なコストパフォーマンスに優れており、しっかりとメンテナンスを行えば、数十年先まで美しい屋根を保てます。施工業者と相談し、自分に合った瓦を選ぶのが良いでしょう。
6. まとめ
日本の三大瓦である三州瓦・石州瓦・淡路瓦は、それぞれが独自の美しさと実用性を兼ね備え、住まいをしっかりと守りつつ、日本建築の趣を引き立てる存在です。瓦の特徴を理解し、住まいの地域やデザインに合った瓦を選ぶことで、長く安心して暮らすことができます。また、年月が経つことで味わいが増す瓦は、ただの屋根材を超えた価値を持ち、住まいと共に家族の歴史を刻んでいきます。瓦選びを通して、ぜひ日本の伝統建築の美しさも体感してみてください。
本ブログが、大切なお家のためにお役立ていただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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