外壁塗装時に雨樋もメンテナンス‼最適な選択とは
みなさま、こんにちは!
(株)屋根と壁のお店のブログ担当佐藤です。
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雨樋は屋根に降った雨を効率よく排水する役割を持つため、外壁や建物の基礎部分を雨水から守る重要なパーツです。ところが、その重要性にもかかわらず、普段目にする機会が少ないため見落とされがちです。外壁塗装の際に雨樋をどうするかを検討することは、建物全体の寿命を延ばすことに繋がります。
本ブログでは、雨樋を「塗る」「交換する」「何もしない」のどれが最適かを判断するポイントを詳しく解説します。
目次
- 雨樋の役割と重要性
- 雨樋を塗るべき場合
- 雨樋を交換するべき場合
- 雨樋に何もしない選択肢
- 判断のタイミングとポイント
- まとめ
1. 雨樋の役割と重要性
雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を効率よく地上や排水溝へ流すための装置です。主に軒樋(のきどい)と縦樋(たてどい)の2つで構成されています。軒樋は屋根の端に設置され、広範囲から雨水を集める役割を果たし、縦樋はその雨水を地面や下水道へ導くためのパイプです。雨樋が正常に機能しないと、雨水が建物の基礎や外壁に直接当たり、劣化や浸水の原因となります。
また、雨樋は建物の外観にも大きな影響を与えます。色あせや汚れが目立つと、全体の印象が古びて見えることも。外壁塗装を行う際には、雨樋の状態も一緒にチェックすることで、家全体の美観と機能性を保つことができます。
2. 雨樋を塗るべき場合
雨樋がまだ使用可能な状態の場合、塗装を行うことが効果的です。以下のような状況では、雨樋を塗ることを検討してみてください。
表面の汚れや色あせが目立つ
長年使用していると、雨樋の塗装が剥がれたり、色が褪せてくることがあります。塗装をすることで、見た目が新しくなり、建物全体の印象も明るくなります。
小さな傷やさびが発生している
軒樋や縦樋に小さなヒビやさびが見られる場合、塗装によって保護膜を再構築し、さらなる劣化を防ぐことができます。
素材がまだ耐久性を保っている
雨樋が金属製や塩ビ製で、構造的に問題がない場合は、塗装で寿命を延ばすことが可能です。
塗装は比較的低コストで済むため、雨樋の状態が良好な場合には、まず塗装から始めるのがおすすめです。また、色を変えることで家の外観を一新することもできるので、デザインの面でも楽しめますよ。
3. 雨樋を交換するべき場合
雨樋の状態が深刻な場合や、長年使用してきた雨樋が老朽化している場合は、交換を検討する必要があります。具体的には、以下のような症状が見られる場合です。
軒樋が歪んでいる
強風や雪の重みで軒樋が歪んでしまうと、雨水がうまく流れずに溢れる原因となります。
縦樋が割れている、または繋ぎ目が外れている
縦樋に亀裂が入ったり、接続部分が緩んでいると、雨水が漏れてしまいます。これにより、壁や基礎部分に水害が及ぶ可能性があります。
雨が漏れたり、雨水が適切に流れていない
雨水が適切に排出されないと、建物内部への浸水や外壁の劣化を招くことになります。
古い雨樋で部品が廃盤になっている
古い建物の場合、雨樋の部品が現在の市場で入手困難になっていることがあります。このような場合、部分的な修理では対応できず、全体の交換が必要になることも。
さらに、雨樋の交換には軒樋と縦樋の両方を一緒に交換することが一般的ですが、場合によっては軒樋または縦樋のどちらか一方だけの交換も可能です。特に、軒樋と縦樋はそれぞれ独立した部材として機能しているため、片方だけが劣化している場合には、その部分のみを交換することでコストを抑えることができます。
しかし、注意が必要なのは、雨樋の年式が古い場合、軒樋と縦樋の接続部分が現在の規格やデザインと合わないことがある点です。例えば、古い軒樋と新しい縦樋では取り付けが難しい場合があり、このようなケースでは部分的な交換ではなく、軒樋と縦樋を全て交換する必要があります。全交換を行うことで、統一感のあるデザインと機能性を確保し、今後のメンテナンスも容易になります。
4. 雨樋に何もしない選択肢
雨樋が比較的新しく、特に目立った劣化や損傷が見られない場合は、塗装や交換を見送る選択肢もあります。特に以下のような場合には、現状維持で問題ありません。
雨樋の使用年数が短い
新しく設置された雨樋であれば、まだ耐久性が十分に保たれているため、特に追加のメンテナンスは必要ありません。
外見に問題がない
色あせや汚れがほとんど見られず、雨樋自体に大きな損傷がない場合は、現状維持で十分です。
ただし、何もしない選択をする場合でも、外壁塗装の際に雨樋の状態をしっかりと確認することが大切です。足場を組むことで普段見えにくい部分もチェックできるため、小さな問題も早期に発見できます。プロの目で点検してもらうことで、将来的なトラブルを未然に防ぐことが可能です。
5. 判断のタイミングとポイント
雨樋の塗装や交換を決めるタイミングは、外壁塗装と同時に行うのがベストです。外壁塗装の際に足場を組むことで、普段は見えにくい雨樋の状態も詳しくチェックできます。ここでは、具体的な判断ポイントをいくつかご紹介します。
雨樋の素材や耐用年数
雨樋の素材によって、適切なメンテナンス方法や交換時期が異なります。金属製や塩ビ製など、それぞれの素材の耐用年数を理解しておくことが重要です。
目視できる損傷の有無(ヒビ、割れ、錆びなど)
雨樋にヒビや割れ、錆びが見られる場合は、早急な対策が必要です。これらの損傷は雨水の流れを妨げ、建物にダメージを与える原因となります。
雨水が適切に流れるかどうか
実際に雨が降った際に、雨水がスムーズに流れているかを確認しましょう。流れが悪い場合は、詰まりや傾斜の不具合が考えられます。
周辺部材との接続状態
軒樋と縦樋の接続部分がしっかりと固定されているか、緩みやズレがないかを確認します。接続部分が弱いと、雨水が漏れる原因となります。
これらのポイントを総合的に判断し、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。プロの視点からアドバイスを受けることで、最適なメンテナンス方法を選ぶことができます。
6. まとめ
外壁塗装のタイミングで雨樋を塗るか、交換するか、もしくは何もしないかを決める際には、雨樋の状態や素材、使用年数をしっかりと把握することが大切です。軒樋と縦樋はそれぞれ異なる負担がかかるため、各部分を丁寧にチェックしましょう。
足場を組んだ後にプロの目で雨樋の状態を確認し、最適な対応を決定することが、建物全体の美観と耐久性を保つためには欠かせません。外壁塗装と一緒に雨樋もメンテナンスすることで、長く快適な住まいを維持しましょう。
本ブログが、大切なお家のためにお役立ていただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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