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ニチハ パミール 塗れない屋根

塗装の豆知識 2025.02.02 (Sun) 更新

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みなさま、こんにちは!

(株)屋根と壁のお店のブログ担当佐藤です。

当店は「この街に愛されるお店で在り続ける」をモットーに

埼玉県越谷市・草加市・吉川市の外装塗装・屋根塗装・雨漏り工事を行っております。

 

 

屋根のリフォームを検討している方の中には、「パミール」という屋根材について聞いたことがあるかもしれません。ニチハの「パミール」は、1996年から2008年頃に販売されていたスレート屋根材ですが、経年劣化による【層間剥離(ミルフィーユ状に剥がれる現象)】が発生しやすいことで知られています。
「見た目はそれほど悪くないのに、塗装ではメンテナンスできない」と言われることが多いパミール屋根。なぜ塗装がNGなのか、そしてどのような対策が必要なのかを詳しく解説します。
本ブログを読めば、パミール屋根のリフォームを適切に進めるための知識が身につくはずです。

 

 

目次

  1. パミールとは?
  2. パミール屋根の主な問題点
  3. パミール屋根の見分け方
  4. メンテナンスは可能?塗装がNGな理由
  5. パミール屋根の適切なリフォーム方法
    ① カバー工法(重ね葺き)
    ② 葺き替え工事
  6. まとめ

     

     

    1. パミールとは?|特徴と販売時期

    パミールは、ニチハ株式会社が1996年~2008年頃に販売していたスレート屋根材です。スレート屋根とは、セメントと繊維を混ぜて成型した薄い板状の屋根材のことで、軽量で施工しやすいことから多くの住宅で使用されています。
    しかし、パミールはノンアスベスト仕様の初期製品であり、耐久性の問題が発生しました。当時、アスベスト(石綿)が含まれた屋根材は耐久性に優れていましたが、アスベスト規制が始まり、メーカー各社はノンアスベスト屋根材を開発しました。ところが、アスベストの代替となる繊維の技術が未成熟だったため、経年劣化が早いという問題が発生してしまったのです。
    現在では販売終了しており、新規施工されることはありませんが、当時パミールを使用した住宅はまだ多く残っています。

     

     

    2. パミール屋根の主な問題点|なぜ劣化しやすいのか?

    パミール屋根が問題視される最大の理由は、【層間剥離(ミルフィーユ状に剥がれる現象)】です。通常のスレート屋根は、塗装や適切なメンテナンスで耐用年数を延ばせますが、パミールはそれが難しい構造になっています。

    パミール屋根の主な問題点

    ・層間剥離が発生し、屋根材がボロボロになる
    ・築10~15年ほどで急激に劣化が進行する
    ・塗装してもすぐに剥がれるため、メンテナンスが困難
    ・破片が落下することで危険が伴う
    ・最終的に雨漏りのリスクが高まる

    スレート屋根の一般的な耐用年数は20~30年程度ですが、パミールは10~15年で劣化が顕著になります。特に、屋根の表面が剥がれ落ちることで防水機能を失い、雨漏りが発生するケースが多く見られます。

     

     

     

     

    3. パミール屋根の見分け方|自宅の屋根は大丈夫?

    パミール屋根かどうかを判断する方法はいくつかあります。

    ・屋根材の表面がミルフィーユ状に剥がれている
    ・触るとボロボロ崩れる
    ・ひび割れや反りが目立つ
    ・築10~15年以上経過している

    特に、屋根の表面がペリペリとめくれるように剥がれる場合は、パミールの可能性が高いです。もし疑わしい場合は、専門業者に点検を依頼するのが確実です。

     

     

    4. メンテナンスは可能?塗装がNGな理由

    結論から言うと、パミール屋根は塗装でのメンテナンスができません。

    一般的なスレート屋根は、塗装によって表面の防水機能を回復できます。しかし、パミールは塗装してもすぐに剥がれてしまうため、根本的な対策にはなりません。

    塗装がNGな理由

    表面が剥がれるため、塗料が密着しない
    ・塗装の効果が短期間で失われる
    ・長期的に見てコストが無駄になる

    そのためパミール屋根は塗装ではなく、リフォームによる根本的な対策が必要です。

     

     

     

    5. パミール屋根の適切なリフォーム方法

    パミール屋根を修理・リフォームする場合、主に以下の2つの方法が考えられます。

    ① カバー工法(重ね葺き)

    方法: 既存のパミール屋根の上から、新しい屋根材を重ねる工法

    メリット

    ・工期が短く、費用を抑えられる
    ・既存屋根を撤去しないため、廃材処分費がかからない
    ・防音・断熱効果が向上する

    デメリット

    ・屋根が少し重くなる(軽量なガルバリウム鋼板なら問題なし)

     

     

    ② 葺き替え工事

    方法: パミール屋根を完全に撤去し、新しい屋根材に交換

    メリット

    根本的にパミール屋根の問題を解決できる
    ・屋根の下地も確認でき、長期的に安心

    デメリット

    ・撤去・処分費用がかかるため、コストが高い
    ・工期が長くなる

     

     

    6. まとめ

    パミール屋根は、経年劣化による層間剥離が起こるため、塗装ではメンテナンスできない屋根材です。築10~15年経過した場合は、早めにリフォームを検討することが重要です。
    リフォームの選択肢としては、カバー工法または葺き替え工事が有効です。
    もし自宅の屋根がパミールかもしれないと思ったら、専門業者に点検を依頼し、適切なリフォーム方法を検討しましょう。早めの対策が、安心して暮らせる家を守る第一歩です。

     

     

    本ブログが、大切なお家のためにお役立ていただけますと幸いです。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    ハッピーなリフォームライフを!!

     

     

     

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