
2025年02月07日 更新
タイル職人不足が深刻⁉技術を守るために考えたいこと
みなさま、こんにちは! (株)屋根と壁のお店のブログ担当佐藤です。 当店は「この街に愛されるお店」で在り続けるをモットーに 埼玉県越谷市・草加市・吉川市の外装塗装・屋根塗装・雨漏り工事を行っております。 おしゃれなキッチンや玄関の床、外壁など、タイルは家のさまざまな場所で使われています。デザイン性が高く、耐久性にも優れているタイルですが、今、タイル職人が不足しているという深刻な問題が起きています。その背景には、「単価が安く、職人として食べていくのが厳しい」という大きな課題があるんです。タイルの仕事は繊細な職人技が求められるのに、報酬が低くなかなか続けられない。結果として職人が減り、タイルの施工自体が難しくなってきています。 本ブログでは、タイル職人が不足している理由や、私たちの暮らしへの影響、そして家のどんな部分にタイルが使われているのかについて詳しくお話しします。 目次 タイル職人が不足しているのはなぜ? なぜタイル職人の単価が安いの? 家のどんなところにタイルが使われているの? タイル職人が減ることで私たちにどんな影響があるの? まとめ 1. タイル職人が不足しているのはなぜ? タイル職人は年々減少しており、業界全体で深刻な人手不足に陥っています。その主な理由は、以下の3つです。 ① 高齢化と若手の減少 現在活躍しているタイル職人の多くは50代以上。ベテランの技術者が多い一方で、若手の職人がなかなか増えていません。若い世代が職人の世界に入らない理由として、「収入が安定しない」「仕事がきつい」などが挙げられます。 ② 職人技なのに評価が低い タイルを美しく貼るには経験と技術が必要です。目地の幅を均等に整えたり、微妙なズレを調整したりと、細かい作業の積み重ね。でも、建築業界では「タイルはただの仕上げの一部」とされ、職人の技術が十分に評価されていません。 ③ 施工の効率化でタイル離れが進む 最近は、タイルの代わりにシート材やパネル材を使うケースが増えています。施工が簡単でコストが抑えられるため、タイル職人の仕事が減り、さらに若手が育ちにくい状況に…。 2. なぜタイル職人の単価が安いの? タイル職人の単価が低いのには、業界の構造が大きく関係しています。 中間マージンの問題 タイルの仕事は、多くの場合元請け(ゼネコン)→ 下請け → 孫請けという流れで発注されます。この過程で、中間マージンがどんどん引かれ、実際に作業をするタイル職人の手元に入る金額は少なくなります。 価格競争による単価の低下 建築業界では「安くて早い」施工が求められることが多く、タイル施工も例外ではありません。安い金額で請け負う業者が増え、職人の適正な単価が維持されにくいのが現状です。 工期の短縮で過酷な労働環境 職人の数が減っていることで、一人あたりの仕事量が増えています。しかし、工期が短縮されることで、長時間労働になっても単価が変わらないという状況になっています。これでは、職人を続けるのが難しくなってしまいますよね。 3. 家のどんなところにタイルが使われているの? タイルは、家のさまざまな場所に使われています。普段何気なく見ている部分にも、職人さんの技が詰まっているんですよ。 キッチン キッチンの壁やカウンターには、耐水性や耐熱性のあるタイルがよく使われます。デザイン性も高く、おしゃれな空間を作るのにピッタリ。 浴室・トイレ 水に強く、お手入れがしやすいタイルは、浴室やトイレにも欠かせません。最近は、防カビ加工がされたタイルも人気です。 玄関・エントランス 玄関やアプローチ部分には、滑りにくく耐久性のあるタイルが使われます。雨の日でも安心して歩けるように工夫されているんです。 外壁やベランダ デザイン性が高く、耐久性に優れたタイルは、外壁やベランダの仕上げにもよく使われます。塗装と違ってメンテナンスが少なくて済むのがメリット。 4. タイル職人が減ることで私たちにどんな影響があるの? タイル職人が減ることで、私たちの暮らしにも影響が出てきます。 タイルの施工費が上がる 職人が不足すれば、そのぶんタイル工事の費用が高騰します。「タイルを使いたいけど予算が足りない…」というケースが増えてくるかもしれません。 希望のデザインが実現しにくくなる タイル職人の技術が必要な施工が減ることで、オリジナルデザインのタイル貼りが難しくなる可能性があります。おしゃれなタイルの空間を作りたくても、対応できる職人がいない…なんてことも。 タイル文化の衰退 タイルは日本の建築に欠かせない素材ですが、職人がいなくなることで、その文化自体が廃れてしまう恐れもあります。 5. まとめ タイル職人が減少している背景には、単価の低さや職人技の軽視といった問題があります。建築業界の構造を見直し、職人さんが適正な報酬を得られる仕組みを作らないと、ますます職人不足が進んでしまうでしょう。タイルは、私たちの暮らしを彩る大切な素材。美しく耐久性のあるタイル施工を続けていくためには、職人さんの技術を守り、正当な評価をすることが大切です。今後、私たちが家づくりを考えるときも、タイル職人さんの価値を意識して選んでいきたいですね。 本ブログが、大切なお家のためにお役立ていただけますと幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ハッピーなリフォームライフを!! (株)屋根と壁のお店では 地元の会社、地域の方が安心できる塗装工事を目指しています! 『だから私たちにとっては作品です』 この言葉を合言葉に地元・地域に愛されるお店で在り続けるを目指して お客様の大切なお家を確かな施工力で 「作品」としてお守りいたします 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り工事のことなら (株)屋根と壁のお店へお気軽にご相談ください ✔話を聞くだけでもOK! ✔お見積もりだけでもOK! ✔まずは無料診断から😉 屋根・外壁塗装・雨漏りのご相談はフリーダイヤル 0120-335-271塗装の豆知識